カワセくんの経済教室コラム

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『銀行が成長性ある分野で融資を伸ばすにはどうすればよいのか?』~銀行マンが身に付けるべき力とは?~

こんにちは!ハイアス&カンパニーの川瀬です。

金融庁が銀行に対して成長性のある分野へ貸し出しを増やすような方針を出しています。

でもなかなかうまくは行かないようです。

 

■融資は緩やかに伸びてはいるものの…

アベノミクスの1本目の矢である「金融緩和」。

金利を低く抑えながら、併せて銀行に資金を潤沢に供給することで企業や個人がお金を借りやすくしています。事業を拡大したいという意欲ある企業などにどんどん必要資金を供給して、経済を活性化させようというものですね。

 

銀行を指導・監督している金融庁の方針も「新規融資の拡大」に舵が切られています。

そのお蔭もあってか、緩やかではありますが景気回復が広がるなかで民間銀行の貸出金も2011年9月から36カ月連続で増えてきています。

ただ、その貸出金はどうしても優良な大手・中堅企業に集中してしまっていて、いくら成長性があったとしても経営基盤が弱い中小企業やベンチャー企業には十分にお金が回ってはいないようです。

 

■リスクマネーを出せ

そこで最近ではさらに踏み込んで、「成長性の高い企業にもっと融資を増やしなさい」となっています。

↓↓↓

<銀行は将来性審査を 金融庁新方針 成長分野融資促す>

 (2014年9月11日 日本経済新聞)

『金融庁がまとめた今事務年度(2014年7月~15年6月)の監督・検査方針が明らかになった。成長分野やベンチャー企業への融資を促進するのが柱で、銀行に対し、事業の将来性を審査するよう求める。昨年度は一律に新規融資を増やすよう求めていたが、一部で生産性の低い企業を温存したり、優良企業への低利競争を招いたりしたため、融資審査の見直しを促す。』

 

金融庁の今の方針は「成長融資の促進」です。

それほど資金が必要ではない成熟している大企業・中堅企業だけでなく、ちょっとリスクをとってでも将来性があって資金需要が高い中小・ベンチャー企業へも融資を広げなさい、ということですね。

 

きっと銀行サイドも本当はそうしたいだろうと思います。

なぜなら銀行の収益力がすごく落ちているからです。銀行の基本的な収益は、預金と融資の金利差(利ざや)ですが、今年3月期の銀行決算によると総資金利ざや率はわずか0.14%しかありません。

財務が健全な優良企業にはどこの銀行もお金を貸したがりますから、融資競争になって低い金利でしか融資が出来ません。でも、ちょっとリスクがあるけど成長性がある事業をやっている企業向けの融資なら高い金利を得ることができます。各銀行の収益性は他の銀行が取れないリスクを取ることができるかどうかにかかっているわけですね。

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2014 年 10 月 29 日 水曜日 13:15 投稿者:川瀬 太志

『今の円安の問題の本質はなにか?』~円安とインフレ率の関係とは?~

こんにちは!ハイアス&カンパニーの川瀬です。

今回は「円安」についてです。

円高も困りましたが、円安も困りますね。

 

円安が進んでいます。

今1ドル=107円後半くらいで推移しています。円安になりますと輸入価格が上がることになります。海外製品やエネルギーコストが上昇しますので私たちの生活にも影響がありますね。

 

<忍び寄る円安倒産の足音>

(平成26年10月12日付 日本経済新聞)

『突然の円安再燃に政府が動揺している。輸入品の値上がりに加え、中小企業の経営悪化を懸念する声が強まっているためだ。(中略)「円安が続くと、来年の経営は深刻な状態に陥る」。中国工場で生産した製品をドル建てで輸入する愛知県のある衣料品メーカーの社長は頭を抱える。前回の長期予約の為替水準で輸入できるのは10月まで。それ以降は輸入コストが一気に跳ね上がるという。』

 

円安は輸入物価を押し上げます。海外製品を仕入れている企業は大変でしょうね。

「この急激な円安も政府の政策のせいだ」という声もあります。

さて、この円安局面、これからどうなるんでしょうか?

 

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2014 年 10 月 14 日 火曜日 15:42 投稿者:川瀬 太志

『消費増税はどうなる?景気回復しないのはアベノミクスのせい?』~厳しい時代に生きる私たちにできることとは?~

こんにちは!ハイアス&カンパニーの川瀬です。

今回は消費増税を巡る報道を見ての個人的な所感です。(過去にも何度も同じようなことを書いていますが)政府のできることなど限られているのです。

 

■どうなる?消費税10%

景気回復の足取りが重いようですね。

「既定路線」と思われていた2015年10月に予定されている「消費税10%への増税」もちょっとどうなるかわからなくなってきましたね。

 

「6.8%減」と発表されていた4~6月期の国内総生産(GDP)成長率が、「実は7.1%減でした」と下方修正されました。想定以上の落ち込みです。

「消費税を10%にするかどうか」の意思決定は、7~9月のGDPの回復状況や物価上昇率などを総合的に勘案して12月上旬に安倍総理が発表することになっています。

 

「2015年10月から消費税は10%にする」ということはすでに国会で決まっていることですが、ご存知の通り、「ただし、景気の順調な回復が確認されること」という条件が付いています。

景気があまり良くない時に消費税率を上げたら逆に税収が落ち込んでしまうからですね。

「景気は気から」と言われるように景気には心理的な要素が多くあります。国民の気持ちが沈んでしまい、みんなが買い控えを続けたら確かに景気はどん底になります。景気が悪くなって、消費が落ち込んで、経済が縮小したら、いくら税率を上げても税収は増えませんからね。だからあくまで「景気回復」を消費増税の前提にしているのです。

 

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2014 年 10 月 01 日 水曜日 11:48 投稿者:川瀬 太志

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